公益社団法人日本獣医師会

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これまでの取り組み

1 日本獣医師会の“One Health”に関するこれまでの取組(令和元年以降)

(1)令和元年8月27日

自由民主党農林・食料戦略調査会・農林部会・農政推進協議会あて要請書「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実に関する予算要望」 (医師と獣医師の連携体制の下での“One Health”の実践施策、越境性感染症等の我が国への侵入の未然防止のためのアジア諸国の獣医師に対する技術研修等の支援を要請)

(2)令和元年9月3日

農林水産省獣医事審議会あて要請書「令和元年度獣医事審議会第3回計画部会」提案事項
(医師と獣医師の連携体制の下での“One Health”の実践施策、越境性感染症等の我が国への侵入の未然防止のためのアジア諸国の獣医師に対する技術研修等の支援を要請)

(3)令和元年10月25日、12月

公明党獣医師・動物看護師議員懇話会、自由民主党獣医師問題議員連盟あて要請書「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実に関する要請」
(医師と獣医師の連携体制の下での“One Health”の実践施策、越境性感染症等の我が国への侵入の未然防止のためのアジア諸国の獣医師に対する技術研修等の支援を要請)

(4)令和元年10月31日

自由民主党畜産振興議員連盟あて要請書「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実に関する要請」((医師と獣医師の連携体制の下での“One Health”の実践施策、越境性感染症等の我が国への侵入の未然防止のためのアジア諸国の獣医師に対する技術研修等の支援を要請)

(5)令和元年11月19日

第1回日本獣医師会「“One Health”推進検討委員会」(特別委員会)の開催

(6)令和元年11月25日

第10回 日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウム「“One Health”時代を迎えた薬剤耐性対策」の開催
(場所:日本医師会館、参加者数:186名)

(7)令和元年12月4日

農林水産省消費・安全局長あて要請書「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実について(要請)」(元日獣発第232号:医師と獣医師の連携体制の下での“One Health”の実践施策、越境性感染症等の我が国への侵入の未然防止のためのアジア諸国の獣医師に対する技術研修等の支援を要請)

(8)令和元年12月4日

環境省自然環境局長あて要請書「動物愛護・管理施策等の整備・充実について(要請)」(元日獣発第233号:医師会と獣医師会、環境関係団体間の効果的な連携を図るための体制整備等の支援を要請)

(9)令和元年12月4日

厚生労働省健康局長、厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全審議官あて要請書「人と動物の共通感染症対策の整備・充実について(要請)」(元日獣発第234号:家畜衛生行政及び公衆衛生行政と、地域の獣医師・獣医師会及び医師・医師会が連携した人獣共通感染症対策等“One Health”実践施策の効果的な推進ためのネットワークの構築等を要請)

(10)令和2年2月8日

第11回 日本医師会・日本獣医師会・厚生労働省による連携シンポジウム「One Healthに関する連携シンポジウム -ダニ媒介感染症と予防対策-」(厚生労働省共催)の開催
(場所:東京国際フォーラム(令和元年度獣医学術学会年次大会)、参加者数:250名)

(11)令和2年2月28日

参議院自由民主党政策審議会会長あて要請書「国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門の国の機関としての位置づけ及び体制強化に関する要請」

(12)令和2年6月

自由民主党経済成長戦略本部座長あて要請書「新型コロナウイルス感染症等動物由来の人と動物の共通感染症に対する「ワンヘルス」の実践に関する要請」(国の機関としての広域感染症防疫センター、国と地方が協力しての「ワンヘルス」推進機関の設置等を要請)

(13)令和2年8月27日

公明党獣医師・動物看護師議員懇話会あて要請書「新型コロナウイルス感染症等動物由来の人と動物の共通感染症に対する「ワンヘルス」の実践に関する要請」(国の機関としての広域感染症防疫センター、国と地方が協力しての「ワンヘルス」推進機関の設置等を要請)

(14)令和2年11月5日

公明党獣医師・動物看護師議員懇話会あて要請書「新型コロナウイルス感染症等動物由来の人と動物の共通感染症に対する「ワンヘルス」の実践に関する要請」(動物衛生研究部門を動物検疫所及び動物医薬品検査所と一括統合して国の機関として位置付け、地方での「ワンヘルス」推進のための広域感染症防疫センターを国の機関としての設置等を要請)

(15)令和2年12月3日

第12回 日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウム「薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの成果と次期の展望 ~新型コロナウイルス感染症により注目されるワンヘルスアプローチの重要性~」の開催
(Web配信による開催、実視聴者数:380名)

(16)令和2年12月17日

農林水産省消費・安全局長あて要請書「豚熱(CSF)等の防疫措置について(要請)」(2日獣発第211号:地方における「ワンヘルス」推進のための広域感染症防疫センターを国の機関としての設置等を要請)

(17)令和2年12月18日

自由民主党獣医師問題議員連盟会長あて要請書「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実に関する要請」(地方においても「ワンヘルス」推進のための広域感染症防疫センターを国の機関としての設置等を要請)

(18)令和2年12月18日

農林水産大臣あて要請書「獣医師及び獣医療に関する施策の整備・充実について(要請))」(2日獣発第212号:家畜・家禽はもとより愛玩動物及び野生動物を含めた平常時からの検査体制の構築等を要請)

(19)令和2年12月18日

環境大臣あて要請書「動物愛護及び管理施策等の整備・充実について(要請))」(2日獣発第214号:野生動物も含めた有効な人と動物の共通感染症対策等を推進するため、医師、獣医師及び環境保全に係る関係者等の連携体制の下での「ワンヘルス」実践のための施策の強化等を要請)

(20)令和2年12月18日

厚生労働省健康局長・生活衛生・食品安全審議官あて要請書「人と動物の共通感染症対策の整備・充実について(要請)」(2日獣発第213号:愛玩動物及び野生動物も含めた有効な人と動物の共通感染症対策、薬剤耐性(AMR)対策等を推進するため、医師、獣医師等の関係者の連携体制の下での「ワンヘルス」実践のための施策の強化等を要請)

(21)令和3年2月20日

第13回 日本医師会・日本獣医師会・厚生労働省による連携シンポジウム「withコロナ下におけるペットとの付き合い方-正しく知ろう、動物と人のコロナウイルス感染症-」の開催(Web配信による開催、実視聴者数:482名)

2 日本医師会との連携シンポジウムの開催

(1)第10回 日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウム

日 時:令和元年11月25日(月)10:00~16:00
場 所:日本医師会館 大講堂
参加者:186名
【 第一部:特別講演「耐性菌の現状と今後の展望」 】
              座 長:舘田一博(東邦大学)、田村 豊(酪農学園大学)
・医師側からの提言 -AMR時代に求められる感染症診療-
              舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座 教授)
・獣医師側からの提言 -One Health時代を迎えた抗菌薬の慎重使用-
              田村 豊(酪農学園大学動物薬教育研究センター 教授)
【 第二部:動物分野及び医療分野における薬剤耐性対策の事例紹介 】
〔 動物分野及び医療分野における薬剤耐性対策取組事例発表 〕
・乳汁検査により耐性菌が出現した農場におけるテトラサイクリン系抗生物質の使用状況について
              岡部卓馬(千葉県農業共済組合連合会紫葉会技術部会)
・静岡県のAMR対策 -有志チームから行政部会立ち上げまで-
              倉井華子(静岡県薬剤耐性菌制御チーム
 -Antibiotic Awareness, Shizuoka-)
・小動物臨床現場での状況とAMR対策について
              村田佳輝(獣医臨床感染症研究会VICA)
・小児病院における包括的な抗微生物薬適正使用の取組み
              福岡かほる(東京都立小児総合医療センター)
・鶏病研究会における取組み
              橋本信一郎(鶏病研究会)
・養豚場における抗菌剤使用量低減への取組み
              小川哲生(有限会社タローファーム)
・費用と時間をかけずに、県内の感染症情報共有化システムを構築する
              久保健児(和歌山感染危機管理支援ネットワーク(WaICCS)事務局)
・2010~2018年に北海道十勝管内で分離された牛由来病原細菌の薬剤耐性調査
              中谷敦子(北海道十勝家畜保健衛生所)
・養豚農家におけるプラスミド性コリスチン耐性遺伝子保有大腸菌の浸潤状況調査結果を用いた薬剤耐性対策の取組み
              吉澤頌樹(愛媛県南予家畜保健衛生所)
・兵庫県の休日夜間急病センターにおける小児に対する経口抗菌薬適正使用に向けた取り組み
              明神翔太(HAPPY Trial Research Team)
〔 動物分野及び医療分野における現状と対策 〕
・動物分野における現状と対策
              川西路子(農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課)
・医療分野における現状と対策
              上戸 賢(厚生労働省健康局結核感染症課)

(2)第11回 日本医師会・日本獣医師会・厚生労働省による連携シンポジウム

「One Healthに関する連携シンポジウム -ダニ媒介感染症と予防対策-」
日 時:令和2年2月8日(土)09:00~12:00
場 所:東京国際フォーラム ホールB7
参加者:250名
座 長:釜萢 敏(公益社団法人日本医師会)、境 政人(公益社団法人日本獣医師会)
講 演:
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の現状(医療編)
              西條政幸(国立感染症研究所 ウイルス第一部長)
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の現状(動物編)
              前田 健(国立感染症研究所 獣医科学部長)
・紅斑熱に関する最近の話題
              安藤秀二(国立感染症研究所ウイルス第一部 第五室長)
・ダニ媒介脳炎:日本に潜在する感染のリスクと課題
              好井健太朗(長崎大学感染症共同研究拠点 教授)
・臨床現場におけるダニ媒介感染症対策
              忽那賢志(国立国際医療研究センター国際感染症対策室 医長)
・SFTSウイルス感染経験後の院内感染対策
              奥山寛子(宮崎県小動物臨床)

(3)第12回 日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウム

「薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの成果と次期の展望
~新型コロナウイルス感染症により注目されるワンヘルスアプローチの重要性~」
日 時:令和2年12月3日(木)13:00~17:00
場 所:Web配信による開催(リアルタイム講演及び事前収録講演動画)
参加者(実視聴者数):380名
座 長:渡邉治雄(国立感染症研究所 名誉所員)、田村 豊(酪農学園大学 名誉教授)
【第一部:特別講演「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2016-2020」の取組みと今後の課題】
・医師側の提言「ヒトを中心とした薬剤耐性(AMR)対策プランの成果と今後」
              渡邉治雄(国立感染症研究所 名誉所員)
・獣医師側の提言「次期アクションプランに向けた動物と環境由来耐性菌の現状と課題」
              田村 豊(酪農学園大学 名誉教授)
【第二部:医療分野及び獣医療分野における薬剤耐性対策の紹介】
〔医療分野及び獣医療分野における薬剤耐性対策の取組など〕
・医療分野「開業医での抗菌薬適正使用の実践 ~グラム染色検査の活用~」
              前田稔彦(まえだ耳鼻咽喉科クリニック 院長)
・医療分野「AMR臨床リファレンスセンターでの薬剤耐性菌対策の普及啓発」
              松永展明(AMR臨床リファレンスセンター 臨床疫学室長)
・獣医療分野「グループシステム移行での生産性向上、事故率の低減、抗菌剤使用量の削減」
              呉 克昌((株)バリューファーム・コンサルティング代表取締役)
・獣医療分野「病原菌と戦わない環境づくりで、生産性の向上、抗菌剤使用の削減」
              高橋佐和子(高橋とんとん診療所 院長)
・獣医療分野「愛玩動物における抗菌薬慎重使用の推進の取組
  -抗菌薬の慎重使用の手引きの作成-」
              松田真理(農林水産省動物医薬品検査所 主任研究官)
〔医療分野及び獣医療分野における薬剤耐性対策の現状と対策〕
・「国内の医療分野におけるAMR対策の現状と対策」
              中山美恵(厚生労働省健康局結核感染症課 課長補佐)
・「国内の獣医療分野におけるAMR対策の現状と対策」
              川西路子(農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課 課長補佐)

(4)第13回 日本医師会・日本獣医師会・厚生労働省による連携シンポジウム

「withコロナ下におけるペットとの付き合い方
-正しく知ろう、動物と人のコロナウイルス感染症-」
日 時:令和3年2月20日(土)13:00~16:00
開催形式:Web配信による開催
参加者(実視聴者数):482名
講 演:
・人の新型コロナウイルス感染症の最前線
              松本哲哉(国際医療福祉大学医学部感染症学講座 主任教授)
・動物のコロナウイルス感染症の多様性
              前田 健(国立感染症研究所 獣医科学部長)
・ペットと暮らす -人とペットのコロナ対策-
① 東京都獣医師会の取組み
              中川清志(公益社団法人東京都獣医師会 副会長)
② 陽性者の飼育動物のケア -企業の取組-
              河本光祐(アニコム先進医療研究所株式会社 代表取締役社長)
・総合討論
〔 総合討論座長 〕
              佐藤れえ子(公益社団法人日本獣医師会理事、岩手大学名誉教授)
              丸山総一(日本獣医公衆衛生学会学会長、日本大学教授)

3 地方獣医師会におけるOne Healthシンポジウムの開催

(1)福岡県“One Health”国際フォーラム2021

日 時:令和3年1月30日(土)
              13:00~16:00  開会式、基調講演
              18:00~     特別講演、分科会
会 場(配信会場):福岡国際会議場(オンライン配信)
講 演:
・基調講演1「世界における新型コロナウイルス感染症の現状と対策」
              茅野龍馬(世界保健機構(WHO)健康開発総合研究センター医官)
・基調講演2「ワンヘルスの観点からみた新型コロナウイルス感染症の現状と対策」
              横倉義武(公益社団法人日本医師会名誉会長)
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたワンヘルスの今後の展望」
              藏内勇夫(公益社団法人日本獣医師会会長)
・特別講演1「新型コロナウイルス:これまでにわかったこと」
              河岡義裕(東京大学医科学研究所ウイルス感染分野教授、感染症国際研究センター長)
・特別講演2「新型コロナウイルス感染症に関する現状と課題」
              大曲貴夫(国立国際医療研究センター国際感染症センター長)

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