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市民公開シンポジウム「豚コレラ対策として求められる野生イノシシの生態学的・行動学的知見と防疫対応の考え方」

掲載日:2020年02月04日
 日本獣医師会では、2/7(金)~9(日)に東京国際フォーラムで行われる令和元年度獣医学術学会年次大会において、市民公開シンポジウム「豚コレラ対策として求められる野生イノシシの生態学的・行動学的知見と防疫対応の考え方」を開催します。 
 各地で発生が続いている豚コレラ対策の一環として、イノシシに対する捕獲の強化や経口ワクチンの散布が行われています。これらの計画を効果的に遂行し、適切な効果検証を行うためには、イノシシの生態や行動に加え、野生動物管理学全般に関わる知見が欠かせません。そこで、豚コレラ対策としてのイノシシ管理に深く関わる3事項(イノシシの個体数推定,イノシシの行動学的特性,野生動物対策における実現可能性分析)をトピックに、専門の研究者3名による講演を行うシンポジウムを下記のとおり開催します。
 多数のご参加をお待ちしております。

    記

市民公開シンポジウム
「豚コレラ対策として求められる野生イノシシの生態学的・行動学的知見と防疫対応の考え方」
(参加無料)

日時:2月9日(日)13:00~15:00
場所:東京国際フォーラムG棟5階 第6会場(会議室G502)

【内容】
座長:鈴木正嗣(岐阜大学教授)
(1)豚コレラ防疫のためのイノシシの密度管理 ~捕獲強化策に対する「効果検証」の可能性と必要性~兵庫県立大学自然・環境科学研究所 教授 横山 真弓
(2)効果的な養豚農場への侵入防止対策ならびにワクチン散布と捕獲に関わる留意点~イノシシの行動学的特性を踏まえて~
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構西日本農業研究センター 主任研究員 江口祐輔
(3)野生動物管理策の前提として不可欠な「実現可能性分析」~外来生物対策における先行事例を踏まえて~
北海道大学大学院文学研究院 教授 池田 透