近年、人と野生動物との関わりをめぐる様々な問題がクローズアップされています。
有害鳥獣による農林水産業被害対策や外来生物対策、動物園・水族館での動物診療や人工繁殖、環境教育、そして希少種の保護対策。さらには本来の生息域である里山や湿原、干潟などの保全対策。生物多様性の保全にも深く関わるこれらの活動では、動物に係る高度専門職としての獣医師のもつ知識や技術が生かされています。
「-人と動物の健康は一つ。そして、それは地球の願い。-」人と動物が共存できる豊かな暮らしを守るために、獣医師が果たす役割の大きさと社会から寄せられる期待の高さに応えられるよう、獣医師たちは日々情熱を傾けて取り組んでいます。
日本獣医師会の部会委員会の一つである野生動物対策検討委員会では、野生動物対策に係る様々な課題を検討しています。