公益社団法人日本獣医師会

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獣医学教育改善

今日、獣医師及び動物医療は、畜水産食品の安全確保やBSE・鳥インフルエンザ等の共通感染症対策をはじめ、畜産業等の動物関連産業の振興、家庭動物の保健衛生の向上、更には、動物愛護福祉、自然環境保全など社会経済の発展、国民生活の安定に重要な役割を担っています。

しかしながら、これらの多様な職責を担う獣医師を養成する獣医学教育の実施体制については、大学における教育年限が4年から6年に延長されてすでに30年が経過しますが、要となる教員体制の確保さえ遅々として進展していないのが実情です。国際認定基準に適合する大学はなく、また、獣医師国家試験の出題範囲に対応した講座(研究室)数を大きく下回る大学も存在するのが現状です。

日本獣医師会では、こうした状況を改善するために関係者の皆様と連携して様々な取り組みを続けています。