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メルマ日獣(日本獣医師会メールマガジン)

メルマ日獣 第112号


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         ◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第112号 ◆◇◆◇◆



                                                        2013年9月17日(火)
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会長短信「春夏秋冬(2)」

「広く国民の理解の下で狂犬病対策の推進を」

 本年7月16日に台湾行政院農業委員会は、野生のイタチアナグマが狂犬病に感染していたことを公表しました。
その後感染は拡大し、9月10日現在、イタチアナグマ124頭、ジャコウネズミ1頭、犬1頭が感染したということ
です。台湾は、これまで狂犬病の清浄地域でしたが、狂犬病のヒトへの感染は1959年以来52年ぶりで、これを
受けて我が国の農林水産省及び厚生労働省は、台湾を狂犬病の非清浄地域として、同国から動物を輸入する際の
衛生要件を強化しています。
 わが国における狂犬病の最終発生は、イヌでは昭和31年(1956年)、ヒトでは昭和29年(1954年)であり、
その後半世紀以上にわたり発生は確認されていません。なお、昭和45年(1970年)にネパールからの帰国者1名と
平成18年(2006年)にフィリピンからの帰国者2名が、帰国後に狂犬病を発症し、死亡しましたが、これらは
海外で感染した輸入感染例であり、国内での感染ではありません。
 日本獣医師会では、7月17日に「台湾における野生動物の狂犬病発生について」、同24日に「台湾における
野生動物の狂犬病発生に伴う狂犬病予防体制の強化について」、9月11日に「台湾における動物の狂犬病の発生
状況について」の情報を地方会に通知しました。また、8月23日には「台湾における狂犬病発生に関する緊急会議」を、
農林水産省及び厚生労働省の担当官も出席して開催し、情報の共有化と危機管理の確認をいたしました。今後も、
新しい科学的情報が入手しだい、地方獣医師会を通じて皆様に情報を適切に提供してまいります。また、平成26年
2月21日から開催される平成25年度獣医学術学会年次大会(千葉)で、市民公開の「狂犬病対策シンポジウム」を
開催する予定です。ぜひ構成獣医師の先生方にご出席いただき、情報の共有化を図りたいと願っています。
 狂犬病の予防は、感染源となる動物にワクチンを接種し、免疫を付与して感染や流行を防止することですが、
WHOガイドラインでは70%以上の免疫水準を常時確保する必要があるとされています。今回の台湾の野生動物に
おける狂犬病の発生は、わが国同様の島国という地勢的にも感染源の侵入防止に恵まれ、50年以上にわたり狂犬病
清浄地域として維持されてきたにも関わらず、重大な事態になりました。これを契機に、我々獣医師をはじめ
関係者が、この事実を十分認識し、国家を挙げて防疫対策を強化しなければなりません。
 しかし、わが国の狂犬病の予防対策については、以前からワクチン接種率の低さが指摘されています。
すなわち、平成23年度の家庭飼育犬の飼育頭数はペットフード協会の調べで1,193万頭であるのに対し、厚生労働省
統計によると登録頭数は685万頭、ワクチン接種頭数は499万頭であり、実に登録率は57%、ワクチン接種率は42%と
極めて低い水準です。
 従って、狂犬病予防法に基づく狂犬病対策は、広く国民の理解の下で国家的事業として推進する必要があります。
狂犬病の最終発生から50年以上が経過し、危機感が薄らぐ中で、国民の皆さんに狂犬病のリスク管理の重要性を、
飼育者の皆さんにワクチン接種の重要性を正しく理解していただけるように強く訴えなければなりません。また、
我々獣医師は狂犬病対策事業が適切に運用されるよう努力し、狂犬病の清浄国としての誇りを持ち、防疫体制の
一層の強化を図る必要があります。ご協力をお願いいたします。

平成25年9月17日 日本獣医師会会長 藏内勇夫
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 台風18号は、各地に大きな爪痕を残し、北海道の東に去りました。
 東京でも雨・風ともにすさまじい状況でしたが、洪水、突風等、被害にあわれた方々には、心からお見舞い
申し上げます。

 さて、「春夏秋冬」にも取り上げられていますが、先月のメールマガジンで速報した台湾での狂犬病は、
未だに野生動物での発生が拡大し、9月10日には、犬での感染例が確認されました。台湾のメディアは
「動物の飼育者が狂犬病予防注射に殺到している。」と伝える一方、「台湾では飼っている犬・猫を捨てる
人が増えてきた。」とも報道されているとのことです(AFP=時事)。

 「もしこれが国内の出来事だったら。」と、背筋が寒くなる思いがしている関係者の方もいらっしゃると
思います。獣医師がそれぞれの立場で、「今!」自ら成すべきことを成さなければなりません。


 各地では、地区大会・学会が開催されています。関係者の皆様方のご尽力に心から感謝申し上げます。



■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

 日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。
 メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう
推薦を願います。獣医師以外の方も購読可能ですので申し込みください。

■■■ 動物感謝デー in Japanについて ■■■
 動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/
 2012動物感謝デーの様子は、このサイトでお知らせしています。
  次回2013動物感謝デーは、平成25年10月26日(土)開催の予定です。詳細は、ホームページ
等でお知らせしています。

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

 日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを
紹介します。

 ◆トピックスに台湾における狂犬病発生に関する緊急対策会議(第1回)の開催について掲載しています。
  ご一読ください。
 ◆トピックスに平成25年度獣医学術学会年次大会に関するお知らせ(1stアナウンスメント等)を掲載しています。
  演題申込、参加登録等につきましても随時掲載しますので、ご注意ください。
 ◆トピックスに来年1月、台北で開催されるアジア獣医師会連合大会(FAVA大会)の演題募集のお知らせを掲載しています。
 ◆新着情報に、「台湾における野生動物の狂犬病の発生」に関する情報を随時掲載しています。全ての構成獣医師の
  皆様は、ぜひ注目してください。
 ◆地方公務員等の獣医師及び大学教員等の募集、学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・
  セミナー、人材募集のコーナーに移してまとめましたのでご確認ください。
 ◆トピックス上段に、大震災への対応に関連する日本獣医師会からのお知らせの他、各種情報を一括掲載しています。一読し
  てください。
 ◆その他トピックスには、獣医師・獣医療に関する要請の内容等重要な内容が掲載されています。ご確認ください。


●主要会議・委員会の開催状況
   このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

●部会活動
   日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。
   ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。
   今後、これまで各委員会で取りまとめられた報告書が掲載されます。また、新しい任期が始まり、委員会が構成されて
  検討が始まりますので、興味のある分野から目を通してください。

   部会委員会における検討は、日本獣医師会の活動の中で重要な位置を占めるものですので、ぜひ、一読ください。


●学会活動
      平成25年度の大会は、千葉市の幕張メッセ及び東京ベイ幕張にて、平成26年2月21-23日に開催の
  予定です。2ndアナウンスメントは、日本獣医師会雑誌9月号に同封しましたが、近日中にホームページにも掲載する
  予定です。
   大会に関する情報は最新の内容をホームページに掲載してまいりますのでご確認ください。

   地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、
  または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。
   連絡先:koga@nichiju.or.jp
   また、このコーナーからは、地区学会の講演要旨を読むことができます。
   地区によって掲載状況が異なるので、アクセスして、ご確認ください。


 ◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報を日本獣医師会
  会員サイトで紹介を希望する思われる場合は、下段の学会セミナーのアイコンから「学会セミナー
  情報の掲載申込」の項目から掲載をクリックして申し込んでください。
  (人材募集野掲載も同様に申し込めます。)
 ★学会、セミナー等の情報の掲載を希望される方は、できるだけ早めに情報をお送りください。


●【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】
  獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。
  平成25年度のプログラムの概要と申告書は、本年の日本獣医師会雑誌6月号に同封しました。


■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)9月号について ■■■
 ★9月号は、9月10日頃発刊、構成獣医師各位に発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。

 ●論   説:産業動物と食品安全における獣医師への期待             藁田 純
 ●会 議 報 告:台湾における狂犬病発生に関する緊急対策会議の開催
       :平成25年度全国獣医師会事務・事業推進会議の開催
 ●解説・報告:
        ・OIEによる我が国の「無視できるリスク」の国のステータスの設定   古田暁人
        ・-日本で使用されている動物用診断薬(Ⅲ)-
          犬感染症とその診断薬の概要
         1 犬ブルセラ病                        今村彩貴
         2 ジアルジア症                                           落合絢子
                ・-面白い寄生虫の診療(Ⅸ)- ~寄生虫の小径~ 寄生虫現象の不思議 早崎峯夫
  ●行政・獣医事:カメ等ハ虫類を原因とするサルモネラ症に係る注意喚起について
         :関係省庁・団体・機関からの通知等(平成25年7月分)
  ●診 療 室:臨床獣医師の喜びとは                       児玉和仁
 ●意   見:警戒区域の動物と被災者を見続けた1年間で感じたこと         今本成樹
  ●獣医師生涯研修事業のページ:Q&A 産業動物編
        平成25年度獣医師生涯研修事業のポイント取得対象プログラムのご案内

日本獣医師会学会学術誌
 ☆産業動物臨床・家畜衛生関連部門
  短  報:PCR-RFLP法による牛パピローマウイルス遺伝子型の簡易鑑別法の開発及び
       野外における実験例                         鵜飼典佳 他
  資  料:家畜衛生研修会(病性鑑定病理部門、2012)における事例記録(Ⅱ)

 ☆小動物臨床関連部門
  短  報:原発性上皮小体機能亢進症の猫の1例                  湯木正史 他
      :メデトミジンを利用した犬の不動化処置時における心室性期外収縮に危険
              因子の多変量解析                                                  山瀬新悟

  ☆獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
  原  著:低温及び有機物存在下における石灰水を使用した逆性石鹸系消毒薬の鳥イ
       ンフルエンザ及び牛エンテロウイルスに対する消毒効果         長井 誠 他
  短  報:牛肉における住肉胞子虫感染の現状                  松尾加代子 他


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          住所・勤務先等に変更のある方は、
      所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。
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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた
方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師
の方を含め関係者の方々、更に、その他弊会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々
に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしております。
※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、
webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。


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 メルマ日獣は、毎月10日ごろに発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。
 ご愛顧の程お願いします。

 獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の
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ご紹介願います。

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          Japan Veterinary Medical Association
           ―いのちみつめる。いのち育む。―

          Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604
           お問合せ:ask@nichiju.or.jp

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