English
会長あいさつ
日本獣医師会とは
主要会議・委員会の開催状況
獣医師と職業倫理
日本獣医師会の提言等活動
部会活動
学会活動
獣医学術振興・普及
獣医師人材養成
産業動物臨床
小動物臨床
家畜衛生・畜産
獣医公衆衛生
動物の福祉及び愛護
獣医師福祉共済
  日本獣医師会は、LIN(畜産情報ネットワーク)に参加しています。
公益社団法人
  日本獣医師会

〒107-0062
東京都港区南青山1-1-1
新青山ビル西館23階
TEL 03-3475-1601
Get ADOBE READER
このウェブサイトでは、一部PDFを利用しています。PDFファイルをご覧頂くためには、Adobe Reader(無料)が必要です。
メルマ日獣(日本獣医師会メールマガジン)

メルマ日獣 第138号


    ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
    ○        メルマ日獣購読推進中             ○
    ●  知り合いの方に未購読の方がいたら、購読を勧めてください  ●
    ○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○



         ◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第138号 ◆◇◆◇◆



                                                        2015年11月19日(木)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
会長短信「春夏秋冬(28)」
「医師と獣医師との連携による感染症の解明」

 11月6日、日本医師会・日本獣医師会による第3回連携シンポジウム「越境性感染症の現状と課題」
  が、日本医師会館大講堂をお借りして開催されました。
 シンポジウムには、関東地方を中心に北海道から九州までの会員獣医師をはじめ、
 獣医学系・看護職関係等の教育機関、国・地方の行政・研究機関、関係団体・学会等から
 500名近くの参加者を得ました。
  ご参加いただいた方々に改めて感謝申し上げます。
 シンポジウムでは、日本医師会の小森常任理事から基調講演をいただいた後、
  国立感染症研究所の松山室長から中東呼吸器症候群(MERS)について、山口大学の前田教授から
  重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について、国立感染症研究所の西條部長からエボラ出血熱と
  SFTSについて、流行の現状、原因解明の取組、対策等に関する講演と質疑応答が行われました。
  印象に残ったことは、世界中に生息する5,416種もの野生動物が保有している病原体が
  ブラックボックスとなっており、その中から人への感染症が発生すること、そして、感染症を
  知るためには動物由来感染症を知る必要があり、まさにOne World One Healthの取組でした。
  現に、MERSはラクダから、SFTSは動物に介在してダニから、エボラ出血熱はコウモリ・サルから、
  それぞれ人に感染しており、近年の新興・再興感染症は動物由来であるということでした。
 また、新興・再興感染症は、外国で発生し日本に侵入して来る越境性感染症と考えていましたが、
  SFTSはそうではないことも驚きでした。
  西日本の医療機関で原因究明できなかった死亡患者について、医師からの依頼を受けて山口大学、
  東京農工大学と国立感染症研究所の獣医師が連携してウイルス分離・同定及び遺伝子解析を行い、
  SFTSと診断されました。
  しかも、日本で分離されたウイルスは中国で分離されていたものとは遺伝的に大きく異なって
  いることから、SFTSウイルスは以前より国内に存在していたことが明らかになりました。
  日本における患者数は2014年には61名、致死率は約25%であり、本ウイルスは自然界に存在し
  続けることから、私たちはSFTSに罹患するリスクから逃れることはできず、予防法や治療法の
  開発が急務です。
 一方、先月は大変嬉しいニュースが有りました。
  北里大学特別栄誉教授の大村智先生が本年のノーベル医学生理学賞を受賞されるという知らせです。
  受賞される研究成果は、イベルメクチンの発見・開発であり、人のオンコセルカ症の治療薬として
  ばかりでなく、イヌのフィラリア症をはじめ多くの寄生虫症などの治療薬として獣医療の分野でも
  多大なる恩恵を受けています。
  実は、平成22年1月に宮崎で開催された平成21年度日本獣医師会学会年次大会において、
  大村先生には「抗寄生虫抗生物質Avermectinの発見とその後の展開」と題して特別教育講演を
  頂戴していました。
  その講演の中でもご紹介されましたが、イベルメクチンは1983年以降長年にわたり世界の動物薬
  売上げの第一位を維持してきたばかりでなく、極めて異例なのは動物用医薬品から人用医薬品の
  開発に繋がったということです。
  これも、医学と獣医学の密接な連携の成果と言えるでしょう。
 私は、第3回連携シンポジウムの挨拶でも申し上げましたが、47都道府県全てにおいて、
  人獣共通感染症から人と動物の健康を守る組織を立ち上げたいと考えています。
  このような取組こそ、新興・再興感染症の発生防止や、東日本大震災などの災害発生時の
  緊急対応においても、人と動物の命を守るという医師と獣医師の連携活動が実践され、国民の
  信頼を得ることに繋がるものと確信しています。

平成27年11月19日 公益社団法人 日本獣医師会 会長 藏内勇夫


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


┏━━━━━━━ ■□■ フォントについてのご注意 ■□■ ━━━━━━━┓
┃                                    ┃
┃   このメールマガジンのフォントは、MSゴシックを利用しております。   ┃
┃   フォントのズレが発生した場合は、お手数ですがプロポーショナル    ┃
┃   フォントがMSゴシックに設定されているか確認願います。        ┃
┃                                    ┃
┃   確認方法は下記のリンク先をご覧下さい。               ┃
┃      http://nichiju.lin.gr.jp/melma/font.html                   ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 テレビのお天気番組ではエルニーニョ現象と暖冬の関係が取り上げられ、
 「確かに今年の秋は長く感じる。」などと思いながらも、この週末にはクローゼットの奥から
  手前側に冬物のコートを移したところです。

 11月6日、日本獣医師会と日本医師会の連携シンポジウム「越境性感染症の現状と課題」が
  開催されました。
 今回のシンポジウムは医師会の本拠地である日本医師会館の講堂で開催されました。
  駒込の六義園そばにある立派な建物で、展示会場にも使えそうな広々としたロビーを備え、
  講堂は1階2階あわせて500人程度収容可能で、450席ほどの一階はスクール形式で
  ゆったりとした椅子が設置してあります。
 シンポジウムの内容も充実した興味深いもので、「いいシンポジウムでしたね。」と
  声をかけていただいた参加者の方々の満足そうな様子が印象的でした。

 年の瀬に向かいますが、今年は三の酉まである年で、昔から火事が多いといわれています。
  いろいろと物騒なことの多い世の中、1人1人が周囲に気遣い、声を掛け合うことが必要
  なのかもしれません。
 どなたさまも、「火の用心、さっしゃりましょう~。」。


■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

 日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。
 メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、
  購読いただけるよう推薦をお願いします。
  獣医師以外の方も購読可能ですのでお申し込みください。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

 動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

  2015動物感謝デーは、10月3日(土)、多数の方々にご来場いただき、都立駒沢公園で
  開催されました。
 開催内容については、このホームページで報告しておりますので、ご覧ください。

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

 日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に
  読んでいただきたいものを紹介します。

 ◆トピックスに、平成27年度獣医学術学会年次大会(秋田)の事前参加登録の申込みについて
    掲載しています。事前登録の期限は12月25日です。お早めにお申し込みください。
 ◆トピックスに、マイクロチップ登録内容確認メールの配信について掲載しています。
    一般飼い主向けのメール配信に関する情報です。
 ◆新着情報に、個人情報保護に関する記事、動物薬事に関する記事を掲載しています。
  ◆新着情報・人材募集に、臨床獣医師、公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を
    多数掲載しております。
 ◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに
    移してまとめましたのでご確認ください。
 ◆トピックス上段に、ぜひお知らせしたい情報を一括掲載しています。
 ◆その他トピックスには、獣医師・獣医療に関する要請の内容等重要な内容を掲載しています。


●主要会議・委員会の開催状況
   このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

●部会活動
   日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における
      施策が検討されています。
   ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。
   前任期の特別委員会を含め各委員会からの報告が掲載されていますのでご確認ください。

   日本獣医師会は、特別委員会、部会委員会における検討の成果を踏まえ、関係省庁等への
      要請活動を含め各般の事業活動を行っています。ぜひ、ご一読ください。

●学会活動
   平成27年度の大会は、秋田県秋田市の秋田キャッスルホテル等にて開催の予定です。
   本ホームページにおいて、今後も随時情報提供をしてまいりますのでご注目ください。
   また、このホームページにおいて、事前参加登録(12月25日(金)まで)の
      受付を行っています。皆様のお申し込みをお待ちしております。

   地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等を
      PDFファイルで送付していただくか、または、リンク先を教えていただければ、
      掲載することが可能です。
   連絡先:koga@nichiju.or.jp


 ◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報を
    日本獣医師会会員サイトで紹介を希望する場合は、下段の学会セミナーのアイコンから
   「学会セミナー情報の掲載申込」の項目から掲載をクリックして申し込んでください。
  (人材募集の掲載も同様に申し込めます。)
 ★学会、セミナー等の情報の掲載を希望される方は、できるだけ早めに情報をお送りください。


●【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】
  獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に
    取りまとめました。
  また、平成27年度の申告書(ポイントシール利用分)は、上記「獣医師人材養成」に
    掲載していますので、プリントアウトして申告時にご利用ください。


■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)11月号について ■■■

 ★11月号は、11月10日頃発刊し、構成獣医師各位に発送いたしました。
  主な内容は以下のとおりです。

 ●論  説  :家畜保健衛生所:新たな時代に向けて   鎌田健義
  ●会議報告  : ・平成27年度 第4回理事会の開催
          ・第37回アジア獣医師会連合(FAVA)代表者会議報告
 ●解説・報告 : ・-最新の疾病情報(ⅩⅠ)-  アカバネ病  梁瀬 徹
 ●行政・獣医事: ・関係省庁・団体・機関からの通知等(平成27年9月分)
          ・第67回獣医師国家試験(公告)
 ●診療室   :私の中の「One World,One Health」  髙橋英雄
 ●行事等報告 :
          ・2015 動物感謝デー in JAPAN “World Veterinary Day”開催される
          ・平成27年度動物愛護週間中央行事実施結果
 ●公  表:第27回日本動物児童文学賞の受賞者及び入賞作品
 ●獣医師生涯研修事業のページ:
          ・Q&A 公衆衛生編
          ・平成27年度獣医師生涯研修事業のポイント取得対象プログラムのご案内


☆日本獣医師会学会学術誌
 ・産業動物臨床・家畜衛生関連部門
  原  著:大腸菌症非発症鶏の盲腸から分離された常在大腸菌の初生雛に対する病原性
       加藤麻美 他
  資  料:家畜衛生研修会(病性鑑定病理部門、2014)における事例記録(Ⅴ)

 ・小動物臨床関連部門
  短  報:分子生物学的手法を用いStreptococcus canisによる感染性心内膜炎と
       診断した犬の1症例  田川道人 他

 ・獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
  資  料:食肉衛生検査所協議会病理部会研修会(第65回)における事例報告(Ⅱ)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
          住所・勤務先等に変更のある方は、
      所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

-----------------------------------------------------------------------

※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を
 申し込まれた方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・
 協力・指導いただいた獣医師の方を含め関係者の方々、更に、その他本会に
 関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々に、日本獣医師会の活動の一端を
 紹介させていただくためにお送りしております。
※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、
 webmaster@nichiju.or.jp までご連絡ください。


─────────────────────────────────────
 メルマ日獣は、毎月中旬に発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。
 ご愛顧の程お願いします。

 獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、
 獣医師会の活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。
 また、配信を希望される方をご紹介願います。

─────────────────────────────────────

◆公益社団法人 日本獣医師会ホームページ  http://nichiju.lin.gr.jp/


**************************************************************************

            公益社団法人 日 本 獣 医 師 会
          Japan Veterinary Medical Association
           ―いのちみつめる。いのち育む。―

          Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604
           お問合せ:ask@nichiju.or.jp

**************************************************************************
当ホームページは、Internet Explorer 8、Firefox 3.0、Acrobat Reader 9.0以上でご覧いただくことをおすすめします。
文章の引用、写真、イラスト、および画像データの無断転載を禁じます。
Copyrights (C) 2010 Japan Veterinary Medical Association. All Rights Reserved.