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メルマ日獣(日本獣医師会メールマガジン)

メルマ日獣 第129号


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         ◆◇◆◇◆ メルマ日獣 第129号 ◆◇◆◇◆



                                                        2015年2月25日(水)
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会長短信「春夏秋冬(19)」


平成27年2月25日

「マイクロチップ装着による個体識別推進シンポジウムに出席して」

 平成27年2月13日(金)~15日(日)、岡山県コンベンションセンター及び岡山国際交流センター等を会場に、
 1600名を越える参加者を得て、平成26年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会が成功裏に終了しました。
 開催県の公益社団法人岡山県獣医師会の三宅忠篤会長をはじめ役員並びに会員の皆様方が一丸となって
 取り組まれた成果であり、これまでの準備に向けられたご苦労に感謝を申し上げます。
 また、本年次大会開催にご協力いただいた中国地区獣医師会連合会、公益社団法人日本医師会、同日本
 獣医学会をはじめ、公益社団法人中央畜産会、同全国農業共済協会、同日本装削蹄協会、同日本動物病院
 協会、一般社団法人日本小動物獣医師会、日本ウマ科学会に、また、後援を頂いた農林水産省、厚生労働省、
 環境省、文部科学省、日本学術会議、岡山県、岡山市に、さらに展示や協賛にご協力下された多くの企業・
 団体の皆様に対して、厚く御礼申し上げます。
 本大会においては、開催実行委員会と企画運営委員会が、時間をかけて周到に準備をされ、関連学協会と
 連携することにより、多くのシンポジウム、教育講演、市民公開講座、地区学会長賞受賞講演、一般講演、
 ランチョンセミナー等が開催されました。いずれも学術的価値の高い内容であり、各会場とも多くの方々
 が聴講され、活発に意見交換がなされました。私も三日間、学生時代を思い起こしながら勉強させていた
 だきました。また、歓迎交流会にも多くの方々が出席され、大変素晴らしい大会でした。
 私は本大会では、多くの会場でご挨拶する機会がありましたが、その中で、マイクロチップ装着による
 動物個体識別事業の推進に関するシンポジウムでは、以下のことをお話しさせていただきました。

 家庭飼育動物に対する個体識別用のマイクロチップの装着は、災害時の救護、迷子や事故の際の飼い主の
 特定、飼い主の飼育責任の明確化、狂犬病ワクチン接種の確認、獣医療や保険の際の個体確認等、その
 用途は多岐にわたります。特に、家庭動物等の確実な身元確認の方法として高く評価され、平成25年の
 動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正において、施行後5年以内の平成30年を目途にマイクロチップ
 装着の義務化の検討に向けた活動が求められています。
 私は、平成4年に初めてロンドンの動物福祉施設でマイクロチップを目にして以来、我が国における装着の
 推進に努力してきましたが、一方で今日に至るまで多くの関係各位のご努力がありました。特に阪神淡路
 大震災で多数の飼い主不明動物が生じたことから、その有用性が見直されてきました。
 日本獣医師会では、震災の翌年の平成8年からマイクロチップに係る検討を開始し、現在の運用の基礎と
 なる「マイクロチップに係る基本5原則」を公表しました。すなわち5原則とは、安全性が確保されている
 こと、装着は獣医療行為であること、ISO規格の製品で統一すること、データは日本獣医師会が一元管理
 すること、犬の登録制度への導入を検討することであります。
 続いて、平成10年に登録事業を開始しましたが、数年かけて数百頭程度と登録数は伸び悩んでいました。
 この原因の一つに動物愛護団体や行政機関との連携不足が指摘されました。そこで、平成14年に動物愛護
 団体4団体と共にAIPOを発足し、共同で普及啓発に着手しました。直ちに、福岡県獣医師会と静岡県獣医師
 会が、続いて平成15年に東京都獣医師会が、マイクロチップ事業に参入したのを契機に、全国で普及がすす
 んでまいりました。
 平成17年には、本日のシンポジウムに演者としてお越しいただいている当時の環境省動物愛護管理室長の
 東海林克彦先生と、また当時の自民党動物愛護小委員会委員長で超党派の委員を精力的に取りまとめられた
 現在の本会顧問の北村直人先生のご尽力で、動愛法が改正されて初めてマイクロチップの装着が強く推奨
 されました。
 また、平成18年には民間のデータベースと統合し、日本獣医師会が全国一元管理をすることになりました。
 現在、100万頭を超える登録があり、全ての都道府県の動物愛護管理センター等からの申請により、本会の
 マイクロチップデータベースに登録されている飼育者情報を検索するためのIDが交付されています。
 本会は、わが国におけるマイクロチップの装着及び登録という責務を負っていることを自負し、今後も飼育
 者が動物の所有を明示するための一助となれるよう努力していく所存であります。しかし、家庭飼育動物が
 1000万頭と推定される中で、登録頭数の100万頭はその1割程度であり、今後の普及活動の強化が必要であると
 痛感しています。本日のシンポジウムを契機としてマイクロチップの装着がさらに一層推進されますことを
 期待しております。
 終わりに、マイクロチップに関してインフラ整備を推進されてこられた関係各位に、改めて感謝と敬意を
 表して挨拶といたします。

 このような挨拶をシンポジウムの冒頭でいたしました。当日は、マイクロチップ装着の取組と課題について、
 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室の今西 保先生から基調講演をいただきました。その中で、環境省
 としてマイクロチップの普及啓発を行い、普及率の向上に向けて複数の自治体でモデル事業を行うとともに、
 義務化に向けて必要な施策を進めていると、大変力強いお話を頂きました。また、東京都獣医師会の村中志朗
 会長、福岡県動物愛護センターの掛川裕之所長、香川県獣医師会小動物部会の保田英彰会長から各地での取り
 組み成果と本会のAIPO事業への助言や課題の指摘を含めてご講演をいただきました。さらにペットフード協会
 の越村義雄会長からマイクロチップ装着への期待について、日本愛玩動物協会の東海林克彦会長から災害時の
 ペット救護とマイクロチップについて、大変有意義な提案を頂きました。
  以前に会長メルマガでお伝えしましたが、昨年の衆議院選挙の際の自民党の選挙公約にマイクロチップの装着
 の促進が初めて挙げられ、今後の普及の強化に弾みがついたと期待しております。本会の会員と構成獣医師の
 皆さんと共に運動を大きく展開してまいりましょう。

公益社団法人 日本獣医師会 会長 藏内勇夫


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 岡山市での獣医学術学会年次大会は、天候にも恵まれ、多数の参加者を得て盛会のうちに開催されました。
 開催・運営にご尽力いただいた岡山県獣医師会三宅会長ほか県獣会員の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 さて、世間ではかまびすしかったバレンタインデー騒動もひと段落、還暦を迎えた身には係りのないことですが、
 同じく全く関係がないという顔をしている女房には「この機会に、亭主に日ごろの感謝の気持ちの一つも表わした
 らどうだ。」といいたくもなります。

 先日、ペット関係の広報誌に「犬と一緒に恋しよう:恋に効く。犬連れデート10のポイント」という記事が掲載され、
 「愛犬と一緒だと間が持つ。」、「犬を挟んで、程よい距離感を保てる。」など、犬が若い男女間にもたらす効能を
 解説してありました。
 若い世代のペット離れが指摘される中、「なるほど。」と感心させられる話ではありました。

 不肖の息子が小学校高学年の頃、いつもは犬の散歩などに興味も示さないのに珍しく犬を連れ出していると思ったら、
 犬をだしにして近所の公園で同級生の可愛い女の子と一緒に遊んでいたことを思い出します。
 その息子が長じて、やはり我が家の愛犬が縁を結んで嫁を迎え、その嫁が可愛い孫娘を2人も連れてきてくれるのです
 から、「じいじ」としては「でかした。」というところです。

 人間関係の調整における飼育動物の効用は、子供の間であろうと老人の間であろうと目を見張るものがあります。
 巷では少子化対策の一環として、行政も乗り出して若い男女に出会いの機会を演出する昨今、ここはひとつ、動物関係
 業界も若い世代の動物飼育増加対策として「恋のきっかけとなる動物飼育」、「愛を深める動物飼育」という広報は
 いかがでしょう。

 立春を過ぎても寒い日が続きますが、来月のメルマでは、お花見のご挨拶ができるのではないかと期待しています。


■■■ 日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)の購読について ■■■

 日本獣医師会では、本メールマガジンの購読希望者を募集しています。
 メルマ日獣のことを知らない獣医師の方には、メルマの内容を紹介のうえ、購読いただけるよう推薦を願います。
 獣医師以外の方も購読可能ですので申し込みください。

■■■ 動物感謝デー in JAPANについて ■■■

 動物感謝デーのサイト:http://doubutsukansha.jp/

  2014動物感謝デー開催へのご協力、ご来場ありがとうございました。
 開催内容については、このホームページで報告いたします。

■■■ 日本獣医師会ホームページ更新情報 ■■■

 日本獣医師会ホームページの最近の掲載情報で、特に獣医師を含め関係者の方々に読んでいただきたいものを紹介します。

 ◆トピックスに平成26年度日本獣医師会獣医学術賞の受賞者及び受賞研究業績を掲載しています。受賞者の皆様方には
  心からお祝いを申し上げます。
  ◆トピックスに日本獣医師会 第27回日本動物児童文学賞応募作品の募集について掲載しています。締め切りは4月20日と
  しております。
 ◆トピックスに5月にマドリードで開催される世界獣医学協会(WVA)と世界医師会(WMA)の合同会議について
  掲載しています。この会議では藏内会長の講演が予定されています。ご一読ください。
 ◆新着情報に鳥インフルエンザ、PED等の情報を掲載しています。ご一読ください。
 ◆新着情報・人材募集に、地方公務員等の獣医師及び大学教員等の募集を掲載しております。ご一覧ください。
 ◆学会・セミナーの開催についての広報は、新着情報の他、それぞれ、学会・セミナーに移してまとめましたのでご確認ください。
 ◆トピックス上段に、ぜひお知らせしたい情報を一括掲載しています。ご一読ください。
 ◆その他トピックスには、獣医師・獣医療に関する要請の内容等重要な内容が掲載されています。ご確認ください。


●主要会議・委員会の開催状況
   このコーナーには、日本獣医師会の総会、理事会等の議事概要を掲載します。

●部会活動
   日本獣医師会では、職域別部会制の下で、委員会活動が行われそれぞれの職域における施策が検討されています。
   ここでは、開催された部会委員会の会議概要を順次掲載しています。
   各委員会でそれぞれのテーマについて検討が行われているので、興味のある分野から目を通してください。

   部会委員会における検討は、日本獣医師会の活動の中で重要な位置を占めるものですので、ぜひ、ご一読ください。


●学会活動
      平成26年度の大会は、岡山県岡山市の岡山コンベンションセンター・ホテルグランヴィア岡山等にて、盛会裏に開催
   されました。ご参加いただいた方々には、心から感謝申し上げます。
   平成27年度の大会は、秋田県秋田市の秋田キャッスルホテル等にて開催の予定です。
   今後、本ホームページにおいて情報提供をしてまいりますので、ご注目ください。

   地区学会・大会関連情報の広報を希望する場合は、広報を希望する内容等をPDFファイルで送付していただくか、
   または、リンク先を教えていただければ、掲載することが可能です。
   連絡先:koga@nichiju.or.jp


 ◆獣医学に関する学会・セミナー・研究会等の開催を計画されている方で、開催情報を日本獣医師会会員サイトで紹介を
  希望する場合は、下段の学会セミナーのアイコンから「学会セミナー情報の掲載申込」の項目から掲載をクリックして
  申し込んでください。
  (人材募集の掲載も同様に申し込めます。)
 ★学会、セミナー等の情報の掲載を希望される方は、できるだけ早めに情報をお送りください。


●【獣医師生涯研修事業に関するお知らせ】
  獣医師生涯研修事業に関するお知らせは、ホームページ左欄の「獣医師人材養成」に取りまとめました。
  平成26年度のプログラムの概要と申告書は、昨年の日本獣医師会雑誌6月号に同封しました。
  また、平成26年度の申告書・申請書は、上記「獣医師人材養成」に掲載しましたので、申告書等を紛失した際には
  プリントアウトして申告時にご利用ください。


■■■ 日本獣医師会雑誌(日獣会誌)2月号について ■■■

 ★2月号は、2月10日頃発刊し、構成獣医師各位に発送いたしました。主な内容は以下のとおりです。

 ●論  説:動物愛護活動における電話・メールによる相談の分析  杉山公宏
 ●会議報告:平成26年度第4回理事会の開催
 ●解説・報告:
   -最新の疾病情報(Ⅱ)- 豚流行性下痢  宮﨑綾子 他
 ●行政・獣医事:関係省庁・団体・機関からの通知等(平成26年12月分)
 ●診療室:根無し草、回り道の人生  岡本浩介
 ●獣医師生涯研修事業のページ:
  ・Q&A 小動物編
  ・平成25年度「証明書(獣医師生涯研修実績証明書)」交付者
  ・平成25年度「修了証(獣医師生涯研修プログラム修了証)」交付者
  ・平成25年度「認定証(獣医師生涯研修実績証明書)」交付者
  ・平成26年度獣医師生涯研修事業のポイント取得対象プログラムのご案内


☆日本獣医師会学会学術誌
 ・産業動物臨床・家畜衛生関連部門
  短  報:下痢の子豚にみられた回腸粘膜上皮細胞に付着するセグメント細菌  矢口裕司 他
      :Mortierella wolfii感染による新生子牛の壊死性小脳炎  山本敦子 他

 ・小動物臨床関連部門
  原  著:胆石を認め胆嚢切除を実施した犬50症例における臨床検査所見と手術成績  矢部摩耶 他
  短  報:尿道憩室の犬の1例  渡邊俊文 他
      :肝膿瘍の外科的摘出を実施した犬の1例及びそのCT画像所見  亀田 栞 他

 ・獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
  原  著:91日齢未満の幼齢犬における狂犬病抗体保有状況調査  佐伯 潤 他


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          住所・勤務先等に変更のある方は、
      所属先の都道府県市獣医師会に必ず連絡してください。
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※日本獣医師会メールマガジン(メルマ日獣)は、メールマガジンの購読を申し込まれた
方に対する情報の提供に加え、弊会主催の各種事業等に参加・協力・指導いただいた獣医師
の方を含め関係者の方々、更に、その他弊会に関係する省庁・自治体・団体・企業等の方々
に、日本獣医師会の活動の一端を紹介させていただくためにお送りしております。
※メールアドレスの変更・追加・配信停止等の必要の際はお手数ですが、
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 メルマ日獣は、毎月中旬に発行し、最新の情報をタイムリーにお知らせします。
 ご愛顧の程お願いします。

 獣医師以外の一般市民の方々もこのメールマガジンの利用が可能ですので、獣医師会の
活動状況をお知りになりたい方は、お申し込みください。また、配信を希望される方を
ご紹介願います。

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           ―いのちみつめる。いのち育む。―

          Tel:03-3475-1601 Fax:03-3475-1604
           お問合せ:ask@nichiju.or.jp

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