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短 報

ロムスチンによるレスキュー療法を行った
フェレットの消化器型リンパ腫の1症例

小沼 守1),2)†   近藤広孝2)   小野貞治1)   上木万里子1)
渋谷 久2)   佐藤常男2)

1)埼玉県 開業(〒343-0823 越谷市相模町2-108)
2)日本大学生物資源科学部(〒252-8510 藤沢市亀井野1866)

2007年11月5日受付・2008年2月20日受理

要   約

 フェレット(Mustela putorius furo)の消化器型リンパ腫1症例に対し,多剤併用化学療法耐性後に,レスキュープロトコールとしてアルキル化剤であるロムスチンを投与したところ,完全寛解が得られた.ロムスチンの投与量は50mg/m2で,寛解が得られるまでに28日の投与間隔で,2回投与し,副作用は確認されなかった.他の疾患により死亡するまでの生存期間は302日で,再燃後の寛解期間は160日であった.犬や猫同様,フェレットにおけるリンパ腫のレスキュープロトコールとしてロムスチンが一つの選択肢となる可能性が示唆された.
―キーワード:フェレット,リンパ腫,ロムスチン.

------------------------------日獣会誌 61,717〜719(2008)




† 連絡責任者: 小沼 守(おぬま動物病院)
〒343-0823 越谷市相模町2-108
TEL 048-989-9898 FAX 048-989-9890
E-mail : rin@rc4.so-net.ne.jp