三 学 会 誌 投 稿 の 手 引 き
(投稿に係る細部要領)


1.目  的
 本手引きは,三学会投稿規程に則り投稿原稿の審査や編集が円滑に行われることを目的に,三学会誌投稿規程に記載のない,一般的な事項,編集において必要な事項,著者が見落としやすい事項等を示したものである.
 
2.投稿資格関連
(1) 投稿原稿の内容は,未発表の研究業績とする.なお,他の学会誌等に発表された業績は受け付けない.なお,口頭による発表はこの限りでない.
(2) 発表者(筆頭著者および共著者)は,三学会の会員でなければならない.ただし,例外である獣医師でない共著者については,その氏名にアンダーラインを付して示すこととする.
(3) 発表者は,原則として8名以内とし,研究材料提供等については,謝辞で記載する.
 
3.投稿要領関連
(1) 投稿原稿は,初回は正副5部,2回目以降は4部を必ず提出する.
(2) 原稿は,A4判用紙を使用し,1頁(片面)を25字×24行の横書きで,ページを付す.
(3) 原稿の枚数は,表題,和文要約,英文要約(SUMMARY),本文,図(写真を含む)・表等すべてを含めた枚数で,投稿区分の規定枚数は,別表のとおりとする.
(4) 特に図,表は,本文との兼合い(枚数,印刷時の大きさ)を十分考慮し,規定枚数内に納める.
(5) 以上の事項を逸脱した原稿については,審査以前に再提出を依頼する.
 
【別表】掲載区分と投稿原稿の制限枚数および刷り上り頁枚数
【別表】主な掲載区分と投稿原稿の制限枚数及び刷り上り頁枚数
 
4.執筆要領関連(原著および短報)
(1) 用 語:
ア. 動植物名は,原則として漢字を使用する.ただし,一般的に使用されているものに限り(例:人,犬,猫,牛,豚,鶏,馬,羊等),それ以外のものはカタカナで表示する.
イ. 薬品名は,原則として一般名もしくは局方名を使用し,カタカナで記載する.また,機器名は原則として一般にされる名称を和文で表示する.
ウ. 本文中に一般名等で記載した薬品,機器等の商品(製品)名および社名等は,一般名称の直後に括弧内で記載することができる(商品(製品)名,社名,都道府県名の順/例:ニチジュウワクチン,日獣製薬(株) ,東京).
(2) 表紙(第1頁):
ア. 最上段左側に学会名,希望投稿区分および「新規」(新規投稿原稿の場合)あるいは「継続」(継続審査原稿の場合)の表示を赤字で明記する.
イ. 次いで,表題,著者名,所属機関名(大学は学部名,都道府県勤務は支所名(本所は部名),までとし,「○○動物病院」⇒「○○県 開業」(県名は所属獣医師会名),「株式会社」⇒「(株) 」,「社団法人」⇒「(社) 」,「財団法人」⇒「(財) 」,「独立行政法人」⇒「(独) 」とする.)および所在地住所(郵便番号を含む)を和文で記載する.
ウ. 表題は原則として副題,括弧,略号,「〜について」,「〜に関して」等は付けない.
エ. 最下段には連絡責任者の所属(大学は教室名,都道府県勤務は係名まで,動物病院等は,実際の名称を記載),住所,電話番号(ファックス番号),メールアドレスを記入し,別刷を希望する場合には必要部数を赤字で明記する.
オ. 表題が28字を超える場合には,28字以内の柱(ランニングヘッド)を記入する.
(3) 和文要約(第2頁):
 字数は360字以内とし,要約の最下段には,原著では5語以内,短報では3語以内の日本語のキーワードを英文のKey wordsに対応する順で記載する.
(4) 英文SUMMARY(第3頁):
ア. 英文の表題,著者名,第1著者の所属機関名,所在地住所(郵便番号を含む),SUMMARYおよびKey wordsを記載する.
イ. SUMMARYは,250ワード以内(1ワードを5スペースで換算)とし,ダブルスペース(行間を2行分空け)でタイプする.
ウ. SUMMARYはなるべく和文要約に対応した記載にする.
エ. Key wordsは,SUMMARYの最下段にABC順で記載する.
(5) 本文(第4頁以降):
ア. 原則として,[1] 緒言(見出しは付けない),[2] 材料および方法,[3] 成績,[4] 考察,[5] 引用文献の項目に区分して記述し,数字を用いて項目分けしない.(ただし,短報では必ずしも,この区分で記述する必要はない).
イ. 図(写真)・表
(ア) 図(イラストレーションを含む)は,黒インクでA4版の白紙または青色方眼紙を用いて,表題を付け,原図から直接製版できるものとする.
(イ) 表は,縦罫線を入れない.
(ウ) 写真は,白黒でコントラストの明瞭なもの(カラーの際はモノクロ印刷でも明瞭なもの)とし,表題と簡単な説明を付け,原寸印刷が可能なように必要部分を横7.8cm,縦6.0cmまたは横15.5cm,縦10.0cmに整形して台紙に貼付する(全体を糊付けするのではなく,コーナーのみを糊付けする).なお,デジタル画像を用いる際は,明瞭な印刷ができるように光沢紙等の専用紙を用いる.
(エ) 写真には図と同様に一連の番号を付け,初回投稿時には5部すべての原稿にオリジナルを添付する.
(オ) 図および表は,1点を1枚の台紙に貼付し,写真とともに原稿の最後にまとめて添付する.さらに,それらの挿入位置を本文の右欄外に赤字で明記する.
ウ. 引用文献
(ア) 引用できる文献は,学会誌,専門的学術誌あるいは専門書とし,学会抄録,講演会テキスト,レフリー制度のない商業雑誌の他,大学,研究機関,団体の年報・報告書・会報,関係省庁の法令・事業報告,辞書・辞典等,また,ホームページは原則として引用できない.
(イ) 本文中では,著者名の直後等,引用箇所に[1, 2-5]のように記載する.
(ウ) 文末に,本文中最初に引用された順に配列した引用文献リストをおく.[1] 雑誌の場合は,著者名(全員列記),論文のタイトル名,誌名,巻,頁(1箇所のみ),年次(カッコ書き)とする.[2] 単行本の場合は,著者(著者が複数の場合は,引用した著者のみ),記事のタイトル名,書籍名,訳者名(1名のみ記載し,その他は和文では「他」,英文では「et al」とする),編者名,版,頁,発行者,発行地,年次(カッコ書き)とする.ただし,著者名がない際は,編者がいる際は編者名を,その他は,学会,研究会等の名称を記載する.
(エ) 和文誌名は原則として省略しない.ただし,慣例的に使用されているのもはこの限りではない(例:日獣会誌,獣畜新報など).
(オ) 欧文誌名の省略は,List of Journals Indexedin Index Medicus(http://www.nlm.nih.gov/tsd/serials/lji.html)による.指定のないものは省略しない.

【雑誌の場合】
[1] 青山太郎,青山花子,赤坂次郎:子牛の開放性骨折の1例,日獣会誌,45,115-120(1992)
[2] 青山太郎,青山花子,江戸三郎,東京 愛:犬のレプトスピラ症の抗原検出法,日獣会誌,45,135-138(1992)
[3] Aoyama T, Aoyama H : The welfare of animals, Jpn J Vet Sci, 54, 120-124 (1989)
[4] Aoyama T, Aoyama H, Kanda J : A survey of heavy-metal contamination in inported seafood, J Vet Med Sci, 54, 126-130 (1992)
[5] Aoyama T, Aoyama H, Suzuki K, Tanaka S, Takahashi Y : Pathogenicity of the aino virus in japan, Am J Vet Res, 53, 155-160 (1992)

【単行本の場合】
[1] 神田一郎:マイコプラズマ,獣医微生物学,江戸三郎編,第1版,100-103,青山堂出版,東京(1992)
[2] Smith J:マイコトキシン中毒,選択毒性,赤坂次郎訳,250,学会出版センター,東京(1989)
[3] Roitt IM : Immunophoresis, Immunology, Fred OG, et al eds, 2nd ed, 150-160, Grower Med Publ, London (1989)