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短 報

下顎骨の軟骨肉腫に下顎骨切除を実施したウサギの1例

三輪恭嗣    西村亮平   中山裕之   小川博之

東京大学農学部(〒113-8657 文京区弥生1-1-1)

(2006年6月16日受付・2006年11月6日受理)

要   約

 4歳2カ月齢,雄の雑種ウサギが右側下顎部の口腔内腫瘤を主訴に来院した.切除した腫瘤を検査したところ軟骨肉腫と診断された.切除17日後に腫瘍の再発を認めたため,腫瘍を含めた下顎骨部分摘出術を実施した.術後経過は順調であったが,術後57日目に腫瘍の再々発を確認し,再発腫瘍と残った右側下顎骨近位部を摘出した.しかし,3回目の手術63日後に呼吸困難となったため安楽死とした.剖検により,腫瘍の肺転移と気管切開部位の膿瘍形成が確認された.
―キーワード:ウサギ,下顎骨切除,軟骨肉腫.

------------------------------日獣会誌 60,515〜518(2007)

 

† 連絡責任者: 三輪恭嗣(東京大学農学部附属動物医療センター)
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